かばんの中身

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京都から出ることがほとんどありませんが、「リュックひとつでどこへでも」が私のキャッチフレーズです。
写真はリュックの中身。

昔は何でもかんでもリュックに入れて背負っている時期もありました。でも、周りに「ふんころがし」とか「レスキュー隊」とか呼ばれるので(確かにその頃は一時救命セットや簡易トイレまで入れていました)、どんどん削っていき、やっとこの形に落ち着きました。
かばんの中身が、使わなくて済みますようにと思うグッズだらけだった日が懐かしいです。

(A) 基本のセット
1.両親等の写真、お守り
 元気がほしいときや、落ち込んだときに時々ながめます。
2.なふだ
 認知症サポーターのオレンジリング付き。
3.アルコール消毒液
 手洗い後には必ず手指消毒。
4.1Lの水筒
 冷たい飲み物が苦手です。温かいお茶を朝にたっぷり入れて日中飲んでいます。
5.携帯、スマホ
 ガラケーをかなり愛用。このブログもガラケーで写真を撮って投稿。スマホは夫のおさがりです。
6.ポーチ
 中身については、この記事(ポーチの中身)を見てくださいね。
7.ハンカチ・銭湯セット
 これで出張時も現地のお風呂に入れます。中身は、この記事(銭湯のお話)を見てくださいね。
8.定期・鍵入れ、お財布
 ペンギンのマークがついた定期・鍵入れがかなり便利。例えば、うちから直接銭湯に行くときは、これと銭湯セット、着替えをエコバッグに入れて、身軽に出かけます。
9.書類ケース
 父の形見です。仕事道具一式(名刺入れやノート、スケジュール帳等々)が入っているので、常に持ち歩いています。

買い物する日は、(A)+エコバッグ、
外で仕事をする日は、(A)+(B)ポータブルキーボード&バッテリーセット(スマホがパソコン代わり)で、
1泊以上する日は、(A)+(B)+1泊用ポーチ
みたいな感じにしています。

写真にはないですが、ビニール手袋と人工呼吸用のフェイスシールドは常にポケットに入れています。いざという時はお役に立てるよう訓練しておかないとですね。

昔からかばんの中身を出し入れして、カスタマイズするのが好きです。このサイトも楽しく見ています。
ミニマリストさん達の持ち物も楽しいですよ。
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銭湯のお話

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のれんをくぐって、靴ばこの木のカギと入浴回数券を片手にカラカラ~と引き戸を開けます。
「おいでやす~」
番台のおばちゃん(または、おじちゃん)が笑顔で迎えてくれはります。仕事帰りのまま、スーツにリュックで行ったときは「お帰りやす~」。うちに帰った感じです。

私が行く銭湯のうち、1軒は昔ながらのつくり。昭和30年代くらいの面影そのままです。高い天井に程近いところに、往年の女優さんの大きなブロマイド(すぐ下にカレンダーの白い裏紙で女優さんの名前が書いてあります)があり、男女の脱衣室の間の壁の上には大きな招き猫が見守ってくれています。茶色い椅子に大きなヘルメット型のドライヤー、常連さんの柳行李、隙間なく貼られた貼り紙の数々。変わらずにあり続けたはることがありがたいです。

脱衣かごをロッカーに入れて、早速お風呂へ。この銭湯のお湯は地下水。置物の天使が抱えた魚の口からお湯がザバザバと流れていきます。飲んでよし、お風呂で浸かってよしの京都のマザーウォーターです。
タイル絵を見ながら、ゆっくりお湯につかっていると、いろいろな雑多ごとがふわ~っと昇華されていきます。特に行きつけの銭湯は親の故郷の風景そっくりの灯台と海原が描かれていて、最初見たときは驚きました。浴槽の底には魚が描かれ、こじんまりながらも愉しい演出がされています。
サウナは数分、手首につけた鍵が熱くならないうちに出て、仕上げにもう一度お湯につかって手や足をマッサージ。固くしぼった身体洗い用のタオルでよく拭いて上がります。

写真は私の銭湯セットです。
【入浴券】
10枚綴り4100円。200円お得です♪
【てぬぐい】
ストックしているさらしを切りっぱなしで使うています。水をよく吸い、乾きやすく、いざという時は包帯代わりにもなるので手放せません。
【白いミニタオル】
日中はハンカチとして使うています。これで体を洗います。
【アレッポの石鹸】
頭~つま先までこれ1つで洗います。髪の毛もきしみません。
【くし】
使うたらやみつきになったスカルプブラシ。
流すとき、洗うときに軽くブラシすると頭皮がほぐれて気持ち良いです。
【100均のタッパー】
これが洗面器代わりです。普段は石鹸とくしを入れて、てぬぐいで包んで持ち運びします。

ちなみにこのブログのタイトル「おぞよもん」は、学生の頃、銭湯で、ある常連のおばあちゃんと顔なじみになったとき、「うちのおぞよ持っていき」と言われたことがきっかけで、エッセイのタイトルにもしています。
(おぞよ、おぞよもんは、気の張らないいつもながらのおかずのことをいいます。)

帰りどき、番台さんに「今日もぬくもりました、おおきに~」と声をかけると、
「おおきに、おやすみやす~」。
帰りの引き戸は自動ドア。番台さんがさりげなく引き戸を開けて、閉めてくれはります。

この温もりが長く続きますように。

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寒い夜に行きたいところ。

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京都の冬は、鍋の底に、キンと凍った空気がたまって、鍋ごと凍ってしまいそうな寒さです。
今日は手や耳、頬にキンキンの空気がささります。

こんなときに行きたいのが銭湯です。私が学生時代の頃は350円でしたが、今は430円。

350円の頃は、500円玉をポケット入れて、まず150円をコインランドリーに。洗濯ものを放りこんで、銭湯に行き、帰りに洗い上がったもんをカゴに入れて帰っていました。
実家から京都に帰るときは、父が500円玉を詰めたフィルムケースをいくつか、こっそり渡してくれたのを思い出します。

410円の頃には社会人。週1回、500円玉を持って銭湯に行き、浴後90円のコーヒー牛乳を飲むと、今までしていなかったことに、ちょっと背伸びしたような気がしていました。

今は10回分4100円の回数券を買うて、冬場は月4~5回のペースで、贅沢しに行っています。
この回数券、1枚は常に定期入れに。疲れた夜は帰宅前にひと風呂浴びると、体も心持ちも変わります。
底冷えがかなり厳しい夜は、洗い髪が冷えるので30円足して、ドライヤーして帰ることも。

昨今は銭湯の廃業が止まりませんが、うちの周りには幸い3件、今も頑張ってくれたはります。

京都の銭湯のお話は、次のページがおすすめです。
お風呂屋さん的京都案内
京阪電車「京都ツウのススメ 」第六十五回 京の銭湯

週末や今日みたいにとても寒い日は、近所の銭湯や、ちょっと足をのばして、アウェイの銭湯をのぞくのが愉しみのひとつ。
お話は次回に続きます。