いつも鞄に手ぬぐいを。

DSC_0726ここ2週間は連勤続き、合言葉は「今日中に帰ろう」でした。
そんな日々でも鞄に入れておくだけでほっこりするアイテムが手拭い。これさえあれば銭湯に行けるので「今日こそは、はよ終わろ!」と、まるで仕事帰りにデートを控えているテンションを保つことができるんです。
 
手拭いだけでもええのんですが(あとは銭湯で調達できるから※)、石けん・歯ブラシ・化粧水・着替えがあればもう完璧に「銭湯態勢」の出来上がり。
(※一部の銭湯では手ぶらセットやミニ石けんを用意してくれたはります)

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京都の銭湯は減りつつありますが、行きつけのところ以外にも遠征できるくらいには残っていて、本当にありがたいことです。
粉雪が舞う日の寄り道には銭湯がぴったりですね。
のれんをくぐると一気に体を包んでくれる、あのほわぁっとした温かい空気に癒される今日この頃です。

追記。
化粧水、ここ2ヶ月前から復活させました。美容用の純米酒です。これを復活させてから、肌がやわらかくなりました♪
また次回にでも最近のお肌事情としてUPしますね。

温まる粕汁のお話。

前の更新から大きな仕事の山場を3つ越し、時折舞う雪が身体に凍みる今日この頃ですが、ぼちぼち越冬しています。
今日は前回の雪の日に買うてきた酒粕で作った粕汁のお話です。
手や顔に冷たい空気が凍みて、息を吸い込むと喉が凍りそうな日は温かいもんがいちばん。鍋いっぱいに粕汁を作りましたよ。
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この日の粕汁に入れたもんは、地元の聖護院大根、にんじん、白ネギとツバス(ブリになる前の魚)です。
鍋いっぱいのお野菜がひたひたになるまでお湯を入れて、あごだし(トビウオのおだし)のパックを入れ、お野菜が柔らかくなるまでコトコト。
それから小さく切ったツバスの切り身と生姜を一片を入れて、ひと煮立ちさせたら、酒粕をお好みの濃さになるまで溶いていきます。最後にお味噌を少し加えて出来あがり。
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まだまだ厳しい寒さが続きますが、身体には気ぃつけて越冬しましょうねー。

雪の早朝散歩のお話。

この土日は全国的に寒波で、京都も10㎝以上の積雪がありました。
土曜日は凍てつく空気の中、雪が降ったりやんだり。凍えて入った銭湯では「ほんま冷えるなぁ、かなんねぇ」「明日は積もるんとちゃうやろか」といった会話でもちきりでした。夜遅くまで風鳴りがしていましたが、丑三つ時を過ぎた頃は静かになりました。
そして日曜、不思議と静かなのが気になって窓を開けたら、しんしんと降り積もった雪景色。音がない白い風景を感じたくて、定期と携帯だけ持ち、夫のお布団だけかけ直して、早朝のお散歩に出かけました。

行先は伏見。雪の酒蔵の風景が見たくて足をのばしました。
誰も歩いていない真っ白な道は、どこか知らないところへ続いているような感じがします。時折、風の音と新雪のやわらかな音だけが響く不思議な世界でした。

帰りはこの季節によく行く酒屋さんに行って、京姫酒造の大吟醸酒粕を買いました。京姫酒造さんのお酒はほんのり甘くやわらかな口あたり。この酒粕で作る甘酒や粕汁はとてもおいしいんです。このお話は次回に続きます。

「居酒屋うさ」深夜開店中です。

20170112_093956一昨日の晩御飯。夜中0時から作り始めて、1時から食べ始めました。夫が買い出ししてきはったもんと、有り合わせで作った簡単なもんを組み合わせたら、思い切り居酒屋風になりました。

うちの献立は冷蔵庫や食糧庫(という名のミニコンテナ)にあるもん次第。食材の組み合わせによっては一期一会になることが多いです。決めているのは食費だけ。ふたりで月平均10000円前後です。外食は年に3回くらいしますが、やっぱりウチが落ち着きますね。

付き出しは、蕪の即席漬け。ポリ袋に薄切りにした蕪、塩昆布と七味を入れて揉むだけで出来ます。10〜15分程置いたら、サラダ感覚で食べられます。少しお酢を入れてもおいしいです。

肴は半額になったメバチマグロのお刺身、ふぐ皮にたっぷりの葱、ポン酢と紅葉おろしを添えたん。たっぷり湯豆腐。大根の炊いたん。肴と熱燗との往復が身体にしみる深夜でした。

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真夜中の繕いもんのお話。

20170109_033904夫のウィンドブレーカーのズボン、スナップボタンが外れてしもうて、ここ数日は洗濯ばさみでしのいだはりました。今日は次の日が休みなので、ゆったりと繕いもんをしながら夜更かしです。

夫が買うてきはった面ファスナーをチクチク並縫い。面ファスが固いのと、久しぶりの針仕事で少し時間がかかりましたが無事に完成です。

私の裁縫道具は糸以外、小学生の家庭科の授業で使うていたもんです。父が1本1本に名前を書いてくれた待ち針、今となっては宝もののように思えたりします。
うちの母は私よりずっとお裁縫に長けていて、実家での父と私の繕いもんは全て母担当。繕いもんをする手を見るのは、ほっとする一時でした。

深夜、お気に入りの飲みもんとラジオ深夜便をおともにチクチク繕う時間。私にとって「平和」のイメージのひとつです。

追記。
靴下の穴のあいたんは、豆球を靴下の中に入れると、かがりやすいです☆