宇治川の鵜飼いに出会った日のお話。

出張先からの帰り、宇治川沿いをそぞろ歩いていると、薪が爆ぜる音とたき火のにおい。何したはるんやろう!と、だんだん早足になって川辺りに行ってみました。階段を下りると、そこは宇治川、大きな松明をかざした鵜飼いの船、それを囲む屋形船があり、ちょっと違う世界に来たみたいになりました。
日が暮れて、山の稜線が夜に染まっていく中、鵜飼いが始まりました。
鵜たちが女性の鵜匠さんの独特な掛け声、太鼓の音で水にもぐり、魚を飲み込みます。鵜匠がたくみに手綱を引いて、鵜を船に上げ、鵜が魚をくぃっくいっと喉から魚を出すと一斉に拍手が沸き起こります。

明々とした松明が川面に映えて、時折、木がばちっと爆ぜて火の粉が川にきらきらと降っていきます。じわっとした熱気、宇治川の流れる音と湿った川と草と焚火のにおい、ふと見上げた空には夏の大三角。
父親の初盆を控えている私にとっては、鵜飼いの松明がまるでにぎやかな迎え火のように見えました。

自分にとってのミニマムの基準のお話。

ミニマリストという言葉を使うようになって、友人からよく聴かれる定番の質問が
1.「どれくらいに減らしたらええんかなぁ?」
2.「思い出にまつわる物はどうしてるん?」
3.「電化製品も処分したん?」
4.「夫が物持ちやけど、どうしよう?」
今日はこれらに思いきり個人的に回答してみようと思います♪

1.「どれくらい減らしたらええんかなぁ?」
→自分なりに心地よいと思えるくらいまでかなぁ(^-^)。
わたしの基準は、
◆ 引っ越しの準備が1時間で出来る♪
◆ 大物(冷蔵庫・台所のラック)以外の全ての家財が軽自動車に積める♪

これだけです。
物の量は掃除ついでに調整(という名の断捨離。最近、勢い余って大事な眼鏡までほかしてしもうた可能性が高く落ち込み中…)。引っ越し時は段ボールを使いたくないので、ほとんどの物を手持ちのコンテナに入るようにしています。

2.「思い出にまつわる物はどうしてるん?」
→例えば…
・高校までの卒業証書やらアルバムやら成績表やら
 →実家を処分する時に卒業証書のみ電子化して、あとは処分しました。
・大学や看護学校の卒業証書、資格証等
 →台紙や筒は処分。証書そのもののみ保存。
・手紙や写真、年賀状など
 →手紙・写真はどうしても捨てられへんもののみ、A4のクリアポケットに入る分だけ保存しています。(手紙類は60歳になったときに処分しようと思うています。写真は自身の棺に入れてもらうつもり。)年賀状は、やりとりする習慣を5年程前に断捨離しました。

3.「電化製品も処分したん?」
→洗濯機はありませんが、その他はひと通りありますよ~。結婚後、夫が電子レンジ・炊飯器・掃除機を買い足さはりました。トースターもほしいみたいですが「いらへんよ~!」と止めています。3年前の夏は、冷蔵庫を小型から大型に買い替えました。電気代が下がって良かったです。

4.「夫が物持ちやけど、どうしよう?」
うちもそうですよ~。パソコン関連用品に特化して物持ちさんです。
ただ、1Kと限られたスペースなので、私物は折りたたみコンテナで管理しています。コンテナの数は全部で8つ。(うち6つを押し入れで使用、2つは引っ越し時のみ使用)これ以上は絶対に増やさへん!と決めています。
私物の量をコンテナで換算すれば、夫の私物:コンテナ5つ分、私:コンテナ1つ分、共用:コンテナ2つ分になります。
夫には「私物はコンテナに入る分まで」、(部屋に置きっぱなしになっているものに関しては)「○月末までに整理してへんかったら全捨て」と言うようにしています。
物を置くスペースも家賃のうち。狭い家を有効活用するには、うちの場合「コンテナでざっくり管理」が合うているようです。

ジム代わりの300円プールのお話

DSC_0335毎日まいにち、強い日差しと体温並みの暑さですね。頭も身体も重だるくなりがちな時は、逆に軽い運動をして一汗流すと、身体が軽くなったりします。とはいえ、ジムに行くお金も時間もない私。帰り道で小一時間歩いたりしていましたが、なんせこの暑さ。歩く気力ゼロなので、最近はプールにはまっています。

ジムやとだいぶ高くついてしまうプールですが、私の地域では、公共の施設でラスト1時間の利用やと200円で利用できます(写真はチケットとリーフレットの一部です。別途ロッカー代100円かかります)。
定時上がりができそうな日は水着セット持参で出勤。(お弁当を入れるような手提げに水着、ゴーグル、ビニール袋、石けん、手ぬぐいを入れています。)
退社のタイムカードを押したら、水着を中に着て帰途に。だいぶ暑いですが、これから泳ぐことを考えると愉しいです。

現地に着いたら温かいシャワーを浴びて、いざプールへ。50メートル×5本をゆっくり泳いだら、水中ウォーキングのレーンで歩き、ラスト20分で50メートル×5本を泳ぎます。泳いでいると日常の雑多なことが全部流される感じがします。肩や首のこりも軽くなって一石二鳥。プールの後にジャグジー代わりの銭湯へ行くと、この上ない贅沢をした気分になります。
近くに公共のプールがある方はジム代わりに利用してみはったらどないでしょう。とてもおすすめです☆

夏越の大祓の話。

氏神さんの夏越の大祓に行ってきました。深夜にもかかわらず、参道はずらっと行列。皆、芽の輪を8の字を書くように周り、お正月から7月末までのケガレを祓い、残り半年の無病息災を祈願します。
祈願した後は本殿にお参りし、人形代(※ひとかたしろ)を社務所に納め、茅の輪守をいただきます。
(※人形代は白紙で作られた形代です。まず形代に息を吹きかけ、それで身体をさすります。その後、名前・年齢を描き込みます。この形代がケガレを託した自身の身代わりになります)

茅の輪をくぐると1年の折り返し。
お正月からこの半年、無事に過ごせたことを感謝しつつ夏越の禊をし、心持ち新たに、今度は残暑から来年のお正月まで…。

20160802_085408昼間はうだるような暑さにのびきっていた私。でも、夏越の大祓から帰って茅の輪守を飾ると、これからまた半年に向けて力が湧いてきましたよ。