おうちで祇園祭りの話。

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祇園祭は私たち夫婦にとって記念日的なもんです。
毎年、宵山にはエフエム京都(α-ステーション)の公開生放送があり、それを聴きがてら山鉾をめぐっていましたが、今年は新風館が閉鎖されてしもうて生放送がなくなってしまいました。また、これまでの多忙の疲れがどどっときていたこともあり、今年はおうちで祇園祭です。

夫は設備担当。仕事で使うたはるプロジェクターで祇園祭の様子を映し出し、バックミュージックには過去のエフエム京都の放送を流し出しました(リクエストが読まれた放送は夫が全部録音して保管してくれています)。私は料理担当。祇園祭は別名、鱧祭りとも言われます。鱧の落としと、鱧の頭と骨のお吸い物を作りました(ちなみに鱧は2匹600円でした♪)。

全部揃ったら、おうちで祇園祭開始。場所はどこでもふたりなら何でも愉しいです。
映像を愉しみながら、懐かしいラジオを聴き、鱧の落としに梅肉をのせて舌鼓を打ち、間にキンキンに冷えた日本酒をキュッと一杯。今年も元気にふたりでこの日を迎えられたことを感謝しながら、ほろりほろりと愉しみました。

これからまた1年元気に過ごせますようにと、祇園囃子に思いをのせる今日この頃です。


おまけ☆祇園祭前後のある日の鱧のお話。
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祇園祭前後のスーパーの閉店1時間前は、鱧がお安く手に入ることが多く、連日、大きな鱧を楽しむことも夢ではありません。写真の鱧は、身の部分は落としにして、梅肉和えに。頭の骨の部分はぐつぐつ煮出して濃厚なおだしをとります。
鱧は皮を下にして熱湯にそっと落とすと、白い身がふわぁっと花開いて、牡丹みたいになるのが毎回見ても見飽きません。
この日は牡丹になった鱧と梅肉、鱧のお吸い物、万願寺とうがらしと干しエビの炒めもん、たたききゅうり梅昆布茶と一味とうがらし風味でした。食べもんでも夏を愉しくしていきたいです。

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