出前講座な一日。

今日は、ある地区のサロンへおじゃまして、在宅医療やACP(アドバンスケアプランニング)にかかわる出前講座をしてきました。

雨でしたがドライブがてら愉しんで行くつもりで、社用車のエンジンをかけたところ…かからず!
前日にバッテリ点検しておかへんかった自分を思い切りしばき倒してやりたい!!
と思いつつ、タクシーをコールするも雨でつかまらず…!
結局、主催者のかたに送迎してもらう始末となりました。

すでに汗びっしょりでしたが、サロンの役員さん手作りの昼食を参加者の方々と一緒に食べ、出前講座開始。
小一時間しゃべった後は、希望者の方に、持参した血圧計やパルスオキシメーターで簡易バイタルチェックを実施しています。
出前講座は皆さんの反応が直接伝わってくるのが、面白いところでもあり、こわいところでもあります。
(何度か経験しても、前日の晩は緊張でほぼ眠れていません。)

話の中には、がんで亡くなった父や舅、祖父、認知症だった祖母も登場させます。
最期に遺してくれはった命の様子を、活きたものにできたら…と毎回思います。

机の前にいては見えない表情や、聴こえてこない声、
医療者に言いたくても言えないこと…。
現場からたくさん持ち帰って、ソーシャルワーカーな看護師として、地域を支えたいと強く思う今日この頃です。

11月は人前でしゃべるのが続き、毎週生きた心地がしてへんかったのですが、ようやく今日で一段落。
久しぶりに枕を高くして、お酒が飲めそうです☆

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おみやげにと持たせてくれはった、手作りサツマイモごはん♪
隣の芋は「宇宙いも」というそうで、参加者の方がわざわざ自宅に戻って、持って来てくれはりました。後ろは出前講座の物品たちです。

いつか見た空のお話。


今朝の空、一面にうろこ雲が広がっていて目を見張りました。
電車の時間がせまっているのに、夢中で撮りました。
写真は空のほんの一部で、伝えきれへんのがもどかしいのですが…。

思わず撮ったのには理由があります。
うろこ雲というと、ある患者さんのことを思い出すからです。

5年程前に訪問していたSさん。
ケアが全て終わったら、一足先に、電動車いすで窓際に行ったはるSさんの隣に行って、車いすのアームレストに自分の両手と顎をもたせかけた状態で、ぼぉっと空を眺めるのがいつの間にか習慣になっていました。
ほとんどしゃべらず、ふたりで空を眺めるだけ。
時間にすると、ほんの2~3分程度だったと思います。

ある日、「ねぇ、見てみてーっ!すごいうろこ雲!」
指ささはった先には、うろこ雲が本当にいっぱい広がった空がありました。
「すごいねぇ!」「ほんまやねぇ!」その日はいつになく、何度も言いながら見とれていました。

車いすの横で見た、うろこ雲がきらきらとちりばめられた空。
瞬きすら惜しいように、目を見開いてはった、Sさんの横顔。

今日のうろこ雲も太陽の光を受けて、空が一面、きらきらしていました。
いつか見た空とオーバーラップさせると、今もSさんが隣にいてくれたはるような、気がしています。

ご無沙汰しています。

こんばんは、今井うさです。
9月、10月とまるまる空いてしまい、かなり久しぶりの投稿になってしまいました。
生存確認のメールをくれはった読者の方、ほんまにほんまにおそれいります。

毎日が綱渡りみたいな感じですが、ちゃんと生きておりますよ!
深夜食堂、深夜の酒盛りも営業しています☆

秋からは土日の勤務も多く、まともな休みがないまま今に至ります。
(9月末、体力切れ+高熱で寝込んだ日だけ1日休みました)
自分でオフの日を決めてかからないと、2~3ヶ月、余裕で休みがなくなるので、どこかでえいやっと休まなあかんですね。

4月に2足のわらじを履くと言うとりましたが、現在、試行的に3~4足履いています。
本業が、医療と介護に関わるお仕事(主にデスクワーク)。
副業が、現場のお仕事(往診補助と訪問看護)、家での内職(医療ライターのお仕事)。
来年の4月からは、本業を3.5日/wに減らして、訪問看護を2.5日/w、ライター業務を週1本程度にするつもりでいます。

本業のほう、1週間フル稼働してもめっちゃ忙しいんですが、それでも副業をやめへんのは自分のスキル磨きのためです。
未来の自分を作るのは、今の自分しかないですからねぇ。

10年後に後悔しないために、いつ踏ん張るの、今でしょう!
そう言い聞かせつつ、疲労で雑巾状態な時もぼちぼちやり過ごしつつ、うちでは「死なへんかったら良し」として暮らしています。
急に寒くなって、私は早くも腹巻をひそかに仕込んでますが、身体には気ぃつけていきましょうね~。

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最近のかばんの中身。
往診+訪問看護グッズに加えて、書類やその他必需品も入れているので、めっちゃ重たいです。(猫3匹ぐらい余裕で入ってるんちゃう?と言われました)この状態のままリュックで背負いたいなぁと思いながら、時折、腕の筋トレに利用しながら持ち歩いています。