京都のピカソ、祐島貢さんの個展のお話。

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ここ数年、この時期はミツグピカソさんこと祐島貢さんの個展に出かけることが愉しみでした。
祐島さんのことを知ったのは3年前の新聞記事。がんの闘病を続けながらも、シャーペン1本で描かれるという世界に触れてみたいと足を運んだのがきっかけでした。
シャーペンなので絵はモノクロですが、微細に描きこまれた世界が様々な想いや色を持って強く迫ってきます。1つひとつの筆致に命を感じ、個展に行ったときはじっと見入っていました。ピカソさんは今期の個展終了後に来期の予約をして行かれるとのことで、見終わった後は、また来年を愉しみに私たちも頑張って生きようと力をもらっていました。
私たちの結婚10周年は、当時の結婚写真をもとにピカソさんにオリジナル作品を描いていただき、我が家の宝物になりました。
父ががんになった2014年は、ピカソさんと父が重なり、祈りの想いで絵を見上げる自分がいました。

今年いただいた個展の案内に今回が最後とあり、行間から察するものがありました。
会場に置いてあった新聞記事によると今年2月に旅立たれたこと…。でも、これが最後であっても作品はずっと生きていて、私たちの中では遺作展ではありませんでした。
私と同い年の長女さんともお話ができ、短いけれど濃い時間を、たくさんの命と想いがつまった絵に囲まれて過ごすことができました。

個展は9月30日まで、京阪七条東入ルの集酉楽サカタニさんで催されています。
最近の新聞記事はこちらです。

ミニマリストの出張かばん、1980円のお話。

dsc_0390a(←写真はクリックで拡大します)
体調不良ながらも、仕事は待ってくれず出張や休日出勤にもいそしんでいました。
長年使うていたリュックは帰省後、底に穴が開き(前に縫っていたところがほつれました)ご臨終扱いに。最近、ドンキホーテという所で仕入れた新しい鞄が素晴らしい相棒になったのでUPしてみます。

私がかばんに求めるのは、
1.軽くて作りがしっかりしていること
2.たくさんポケットがあること
3.PC対応
4.予算3000円以内の4つ。黒色ならデザインはどうでもよく、欲を言えば、1週間程度の出張も行けるくらいの容量があればいいなぁと思うていました。でも、なかなかないんですよね。リュックの穴を内側から当て布でカバーしつつ、何かのついでで探していたところ、ようやく巡り合えたのが写真のかばんです。
中身は本日の出張セット。写真にはありませんが、この他に配布資料や手持ちのお茶もありました。
これに着替えと歯ブラシを入れたら、泊りも可能です。

dsc_0391こんなふうにポケットが充実しているので、ごちゃごちゃせえへんのもお気に入りです。4室あるので、メインの1室を仕事専用(タブレットと周辺機器、バッグインバッグ)にするなど仕分けも楽です。

かばん一つで、全国どこでも行けるのってええなぁと思います。
新しい鞄を相棒にして、仕事もプライベートもバリバリ頑張りたいもんです。(その前に喘息をなんとかします^^;)

大人の喘息と付き合うお話。

かなり久しぶりの更新となってしまいました。職場を出る頃は既に真っ暗になっていて、「秋なんやぁ、日暮れ早いなぁ」と毎日つぶやいてしまう今日この頃です。

私はこの時期が苦手です。
お盆に帰省して気力・体力・お金、その他もろもろ使い果たしきって京都に帰り、お盆明けの仕事に追われ、疲れがどっと出てきてしまうのが9月前半。今回は父親の初盆があり、精神的にも後から来るものがありました。
8月末からずっと微熱続きで、9月に入った頃、夫の軽い風邪をもらい容易にこじらせてしまいました。日中は仕事、夜間は高熱でダウンを繰り返し、今はようやく熱から脱した状態ですが、今度は喘息(咳喘息)で明け方にヒュウヒュウしています。

喘息になったのは大人になってから。これは20代の頃、お正月の帰省と介護で免疫力をなくす→正月明けの仕事に追われる→風邪をこじらせて肺炎→咳喘息のパターンでなったものです。
咳の発作が起こると眠れず、体力の消耗も激しいので、何としてでも風邪だけはひきたくないんですが…。心身ともに弱るとどうしても免疫も下がってしまうようです。喘息が収まったら、週2回程度は300円プールで鍛えようかなぁ…。

最近は、副作用の少ないステロイド吸入薬があって、しつこい咳喘息もコントロールできるようになってきました。帰省&実家の煩雑なことは親が生きている限り続くし、とりあえず風邪ひかへん&最悪ひいても喘息にならへん体力をぼちぼち作っていかなあきませんね。