去年はうちで祇園祭を愉しみましたが(うちで祇園祭のお話。)、今年は宵々山に行き、各山鉾町をそぞろ歩いてきました。とても暑かったですが、祇園祭には京都特有の湿り気を帯びた密度の濃い暑さが似合うような気がします。
若い頃は人にもまれつつ中心部の山鉾を見たり、実際に上がらせてもろたりしていましたが、今はお目当ての山鉾で粽を買うたら後は自由。時折聴こえる祇園囃子に耳を澄ませつつ、祇園祭に合わせたしつらえやお会所をじっくり眺めながら、その時の気分に合わせてそぞろ歩くのが好みです。
今年の粽を買うたのは鯉山。竜門という三段の滝を登った鯉が竜になった由縁にちなんだ御山です。今のプロジェクト、滝行みたいな感じなので、竜にならはった鯉にあやかってみたいと思います。
鯉山は今年の後祭りの御山一番。いろんな縁起の良さが、今年の大きなお守りになりそうです☆
おまけ1。
そぞろ歩きも一段落、夫と合流後は黄昏の山鉾町でお酒と肴を愉しんだのですが、うちに帰ってもこの日は祇園祭。月の桂【抱腹絶倒】を空けてしまいました。
このお酒、飲む1時間程前に冷凍庫に入れておきます。みぞれ状の欠片が浮かぶくらいで飲むのが、ほんまおすすめです。お漬けもんをアテに、ほろほろと祭りの夜が更けていきました。
おまけ2。
一昨年、思い切って浴衣一式を同僚の娘さんにお譲りしました。喜んで着てくださっているようで嬉しい限りです。
今年から祇園祭のスタイルはオリジナルTシャツ(今回は芦刈山)/ジーンズ/サンダルにシフト。山鉾町や祇園祭のオリジナルグッズを身に着けて出かけるのも愉しいですね。