深夜食堂がやめられないお話。

最終更新のブログ、心が折れそうになったところで止まっていて、読者の方から「あれからどうですか…?」とメールを頂きました。ご心配おかけして申し訳ございません!大丈夫です、曲がりましたが折れてません。ご飯もちゃんと食べてますよ。

最近は「週のどこを切り取っても夜更かし」。寝る1時間前のご飯はよろしくないようですが、そんなこと言うてられへんので、思いきり夜中の1時2時に、朝食兼・昼食兼・夕食を頂いております。

DSC_1202DSC_1200

冷凍庫には有事の際のたんぱく源を入れています。この日は冷凍アジに救われました。
アジをさっと解凍、ドリップが出ないうちにさっと下味(※)をつけて、身の部分のほうにだけ片栗粉をまぶします。
(※お醤油、めんつゆ、チューブのすりおろししょうが、創味の焼肉のたれ←これはほんの少し。小さじ1杯くらいです。)
フライパンにごま油をしいて、中弱火~中火で皮目のほうからじっくり焼きます。
皮から出た油とごま油が合わさり、じゅうぅと香ばしいにおいが漂ってきて、両面がきつね色になったら出来上がりです。

まずは焼きたてあつあつのアジで一杯。
今日も生きていてよかった…。

締めは、たまごかけごはん。
この卵、朝の出勤前に仕込んでおいたもんです。白身と黄身にわけ、黄身のほうに出汁醤油(しょうゆ+めんつゆ)を適当にかけて、そのまま冷蔵庫に放り込んでおきます。
深夜には味がしみこんで黄身が少し縮み、半熟のような食感になります。これはぜひ、熱々のごはんと一緒にほおばってほしい一品。上から少し七味をふってもええですよ。白身は味噌汁の具に。
時間がなくて、卵1つしか仕込まず、夫と激しい取り合いになってしまったことだけが誤算でした。

今晩の深夜食堂。

DSC_1176今日は、患者さんのご家族が手作り野菜をくれはりました。おとうさんが手塩にかけて育てはったじゃがいも、新玉ねぎ、今年初物のきゅうりです。
今日の深夜食堂のメニュー、フライドポテト・新玉ねぎの焼いたん・きゅうりそのまま丸かじり。


最近は夜中の1~2時に晩御飯が普通になってしまった私たち。午前0時を過ぎたあたりから揚げもん開始です。
レンジでチンしたじゃがいもを、フライパンできつね色になるまで素揚げしていきます。油の量は、じゃがいもの片面が少し浸るくらいで充分です。
DSC_1179
こんな感じで出来上がり♪
揚げたてのじゃがいもに塩を少しふりかけ、舌をやけどしそうになりながら、ハフハフといただきました。さくっと噛むと、ホクホクとしながら栗に似た甘味と食感があり、手が止まらなくなりました。

両面をこんがり焼いた新玉ねぎはポン酢で、きゅうりはそのまま冷やしてまるかじり。新鮮な素材に乾杯!の深夜食堂でした。

温まる粕汁のお話。

前の更新から大きな仕事の山場を3つ越し、時折舞う雪が身体に凍みる今日この頃ですが、ぼちぼち越冬しています。
今日は前回の雪の日に買うてきた酒粕で作った粕汁のお話です。
手や顔に冷たい空気が凍みて、息を吸い込むと喉が凍りそうな日は温かいもんがいちばん。鍋いっぱいに粕汁を作りましたよ。
DSC_0721

この日の粕汁に入れたもんは、地元の聖護院大根、にんじん、白ネギとツバス(ブリになる前の魚)です。
鍋いっぱいのお野菜がひたひたになるまでお湯を入れて、あごだし(トビウオのおだし)のパックを入れ、お野菜が柔らかくなるまでコトコト。
それから小さく切ったツバスの切り身と生姜を一片を入れて、ひと煮立ちさせたら、酒粕をお好みの濃さになるまで溶いていきます。最後にお味噌を少し加えて出来あがり。
DSC_0723
まだまだ厳しい寒さが続きますが、身体には気ぃつけて越冬しましょうねー。

「居酒屋うさ」深夜開店中です。

20170112_093956一昨日の晩御飯。夜中0時から作り始めて、1時から食べ始めました。夫が買い出ししてきはったもんと、有り合わせで作った簡単なもんを組み合わせたら、思い切り居酒屋風になりました。

うちの献立は冷蔵庫や食糧庫(という名のミニコンテナ)にあるもん次第。食材の組み合わせによっては一期一会になることが多いです。決めているのは食費だけ。ふたりで月平均10000円前後です。外食は年に3回くらいしますが、やっぱりウチが落ち着きますね。

付き出しは、蕪の即席漬け。ポリ袋に薄切りにした蕪、塩昆布と七味を入れて揉むだけで出来ます。10〜15分程置いたら、サラダ感覚で食べられます。少しお酢を入れてもおいしいです。

肴は半額になったメバチマグロのお刺身、ふぐ皮にたっぷりの葱、ポン酢と紅葉おろしを添えたん。たっぷり湯豆腐。大根の炊いたん。肴と熱燗との往復が身体にしみる深夜でした。

20170112_094016

冬の常備おやつのお話。

dsc_0619冬のお芋さんは甘くておいしいですね。なので、この時期は時間を見つけては干し芋を作っています。おおざっぱで、めんどくさがりの私でもこれだけは奇跡的に作り続けていて、冬の定番のおやつです。
ただ、ここ数年間で作り方は劇的にずぼらになりました。
 
 
昔は蒸かしたお芋さんの粗熱をとったらすぐに皮をむき、食べやすいサイズに切った後、干し網の中に入れて、1~2週間干していましたが、年々その工程すら億劫になってしまい、最近はというと…
 
1.お芋さんをまとめて蒸かす
2.蒸かしたお芋さんをざるに入れて粗熱、水分を半日ほどとばす。(←鍋からざるに移しただけです)
3.表面の水分がある程度とれたら、お芋さんを新聞紙の上に広げる。(←新聞紙の上でざるをひっくり返して放置です)
4.1週間程、コロコロと転がし、まんべんなく乾かしていく。(←こまめな夫がしています)
5.ある程度乾いてきたら、皮をむく。(←めんどくさければ、食べるときにむいても良いです)
6.皮をむいたお芋さんをクッキングシートの上に広げて放置。
7.食べたいときに、食べていく。
 
このように放置状態が多いのですが、これでもコクのある甘味いっぱいの干し芋が作れます。お芋さんの力はえらいもんですね。
電熱器があれば、軽くあぶると香ばしくなって、おすすめです。
残業しながら、寒い駅で電車を待ちながら、家でしゃべりながら…ちょっと口に入れるとほっこりするおやつです。