一生ものの指輪のお話。完結編。

冬の時期から職人さんと一緒に紡いできた、一生ものの指輪のお話。
(前回はこちらの記事です)
ほんとうは若葉美しいゴールデンウィーク前に「完成しました!」とお知らせを頂いていたのですが、5月はほぼ休めず、ようやく6月に夫と休みを合わせて、工房に行くことができました。

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両親の結婚指輪をリフォームしていただいたものがこちら。指輪の彫刻のきらめきを見て、両親が出会い結婚し、指輪を交換したときも、きっとこんな感じやったんやろうなと思うていました。ちなみに指輪の形は私の結婚指輪と同じ。2世代の想いがつながった指輪になりました。


そして、同時進行で進んでいたのが、祖母の婚約指輪とサファイアの指輪を使った、ペンダントトップ。
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このペンダント、特別な仕掛けがあります。
実は後ろ側にも4つ葉のクローバーがあり、前後のクローバーの間に指輪を通すことができるんです。
ペンダント単体でも、そして指輪をペンダントに通しても使えるので、職人さんと私とで「魔法のペンダント」と呼んでいました。

葉っぱの1枚いちまいに動きがあったり、前後のクローバーをつなぐ留め具も小さな4つ葉のクローバーだったりと、素敵な工夫や演出もしてくれはりました。製作時に生じた課題に対しても、新たなデザインでクリアしてくれはったことも印象深かったです。

指輪とペンダントで3世代がつながり、文字通り一生もののジュエリーになりました。
そして、本当に信頼できる職人さんに手懸けて頂いたことも、私たち夫婦にとって宝ものです。
想いをつなげてくださり、本当にありがとうございました☆

この職人さんが書いてくれはった記事はこちらです。

街中の空のお話。

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最近はまた終電帰り、そして休みもあまりなく…
うちのボスドクターが「いやぁ、ブラックだよねぇ」と苦笑しております。
(でも2足のわらじは喜んで履いていますよ。)

ただ、身体がきついと、人から何気なく言われたことが必要以上に堪えることってありますね。
落ち込む必要はないと言われても、喉の奥に、魚の小骨のようにひっかかり続けたりして。
あと、普段は気にしていないこと。ちょっと気になっているけど飲み込んでいること。
心の片隅に、積もり重なった埃みたいにあることに、ふと気が付いたりして。

こんなときほど、ただ空を見て、心をからっぽにしたいもんです。
帰り道、ある一角、空がとても広く見えるところがあるんですが、昨日見たら昼と夜の間に細い三日月がありました。
(写真はクリックで別窓に開きます)

私の他にも、学生さん風のふたりぐみ、バイオリンケースを背負った初老の男性も空を撮ったはりました。
この瞬間、同じ空を見て、何かを思う人がいるというのは何となくええもんやなぁと思いましたよ。

ちなみにこの写真を撮っていた時に聴いていたのは、馬場俊英さんの曲
皆さんのお気に入りの空とお気に入りの曲もこっそり教えてくださいね☆

ミニマリストの鞄、往診補助仕様です。

3月の終わりに思い切って働き方を変えてみるお話を書いていましたが、4月から予定どおり「2足のわらじ(事務職と現場)プロジェクト」を開始しました。
週1回ですが現場(医師の往診補助)に出られるようになったことで、気持ちのメリハリがつくようになりました。

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往診車の中は処置物品等々を詰んでいるので、私物の持ち込みは最小限。使い慣れた道具と最低限これさえあれば応急処置OKという物品を選んでリュックに詰め込んでいます。

時計周りに、
リュック(anello・Sサイズです。近所の量販店で3割引きだったので購入。マチが結構あって、写真以外に1050mlのスリムペットボトル、360ml水筒が入ります。)
ハンカチ(大判サイズでいざという時は包帯代わりにも)
イヤホン2種類スマホの充電ケーブル
お道具ポシェット(聴診器、体温計、はさみ、テープ、アルコール綿、駆血帯、ペンライト、ボールペン、絆創膏類、人口呼吸用ポケットマウスピースが入っています)
携帯SpO2モニター血圧計
名札ウェットティッシュ携帯電話(職場/個人)、ノート
時計小銭ケース
ポーチ2種類(化粧用ポーチ、定期やお財布/名刺入れポーチ)
物差し(褥瘡や家の段差を測ることが多いです)
スケジュール帳(詳しくはこちら

机上での稼働日数を1日減らした反動は確実にあって、実は4月、純粋に仕事をせずに休んだのは3日間でした。
GW明けの今も、来週の日曜までは連勤が続きます。
上手に両立して、いつかは100%現場に戻れたらと思っています。
今は焦らず、2足のわらじを履きつぶさないようにしてきたいもんです。

2年半ぶりのエッセイお届けします。

こんばんは、今井うさです。
今日はお知らせです。

このブログの名前にもなっている「おぞよもん暮らし」は、もともとは耐乏Press Japan.というサイトで執筆し始めたエッセイが原点です。

最終投稿「清貧生活から見えてきたもの」から約2年半…ようやく新しい原稿をしたためることができました。

かなり久しぶりの投稿にもかかわらず以前と全く変わらずに原稿を編集、掲載してくださった川上会長、そして平成17年のスタートから読んでくださっている方々、また以前に「エッセイ待ってます」という温かいメールをくださった方、本当にありがとうございます。

執筆できる嬉しさを改めて感じながら、今年度はエッセイをいくつか生み出せたらいいなと思っています。
とてもぼちぼちペースになりますが、またどうぞよろしくお願いします!

耐乏Press Japan. 今井うさ『おぞよもん暮らし』

2017年のお気に入りの桜のお話。

桜もピークを過ぎて、琵琶湖疎水は桜の花びらがたくさん流れていっています。今年は淀の河津桜、琵琶湖疎水沿いの桜からお気に入りの桜を集めてみました。
最近気が付いたのは、桜が咲くのを見て、若い頃にはない、いろんな色の感情がまざるようになったこと。
それだけ歳をとったということでしょうか。
来年はどんな気持ちで桜を見ているのか、愉しみです。

皆さんにとって、よき春、新年度でありますように☆