親の家の片づけ・断捨離、空き家バンク登録のお話。

うちの祖父母、そしてUターンした両親が住んだ田舎の家、ようやく行政の空き家バンクに登録されました。
相続手続き、山のようなものの仕分けと搬出作業、クリーニング、再測量と未登記部分の登記作業…
途中、何度も挫折しそうになったり、落ち込むこともありましたが、心ある関連業者の方々、不動産会社と行政の担当者さんに支えられ、希望の方に内見していただくところまでこぎつけました。

特にお片付け業者の方々、伴走していただかないと私は本当にめげていました。本当にありがとうございました。

田舎の家に興味を持ってくれはった方、こちらのページに情報が掲載されています。
空き家バンクのページはこちらです。

山陰本線は1時間に1本。最寄り駅は徒歩15分。最寄りのスーパーは徒歩30分。市役所や一番大きいショッピングモールへは車で15分。交通は不便です。バスもありますが、やっぱり車はあったほうが良いです。

でも、最寄りの日本海へは徒歩10~15分。最寄りの水族館は車で10分です。
凪の日、夕日が海に道を作ります。山陰本線は電車ではなく、気動車(ディーゼル)で独特な音が聴けます。1~2両のディーゼルが海沿いを走ります。
冬は寒くてゴウゴウと海鳴りがしますが、星が思い切りきれいです。
畑も引き受けていただけるなら、自家製野菜も作ってもらえます。

そして、人的環境。その温かみを知ったのは、遠距離介護の時です。
ご近所さん、市役所の担当者さん、駐在さん…京都で仕事に追われる私が、認知症の母を引き取る環境が作れるまで、毎日代わる代わる見守りしてくださいました。遠距離介護が続けられたのは、インフォーマルな援助が大きいです。

思わず、いろいろと書いてしまいました。
家は住まなければ朽ちてゆくもの。引き継いでいただける方がいらっしゃるなら、そして、その方が笑顔で暮らしてくれはるなら、とても幸せです。

※物件に関しての窓口は行政ですが、この記事へのご質問は、お問い合わせページをご利用ください。私の及ぶ範囲で回答させていただきます。

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田舎の家の片づけ、その後のお話。

こんばんは!
朝晩、急に寒くなりましたが、皆さま風邪ひいてはりませんでしょうか。
9月から途切れておりましたが、9月14日の夜行バスで田舎に行った後、翌日の晩、無事に京都に戻ってきとります。
10月からは新しい仕事や介護に「月月火火木金金」な毎日、ボチボチ生きとります。

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モノで溢れた田舎の家、9月14日~9月29日まで、片づけ業者さんが毎日まいにち、物の撤去をしてくれはりました。

この田舎の家には、10DK+車庫+別棟の作業小屋があります。
全ての部屋とありとあらゆる収納にギッチリと収められた物々…。場所があるというのは、無尽蔵に物が置けて、ほんま凄まじいです。
私ひとりやったら、物理的にも精神的にも折れてました。

神棚は地元の氏神さんで供養を頼んでくれはったとのこと。今は仏壇を残すのみです。過酷な作業にもかかわらず、いつも親身に温かい対応をしてくれはったんが、言葉に出来へんくらい、身にしみて、心が救われました。

モノがなくなった家、今後の流れはざっとこんな感じです。
全部屋の簡易クリーニング→未登記部分の登記(増築した部分が未登記やった(;_;))→家の撮影→空き家バンク登録→次の居住者が決まったら仏壇の魂抜き/供養依頼→売却

空き家バンクに登録したら、このブログで報告させてもらいますね。

ちなみにこれまでにかかった費用、こわいもの見たさで概算したところ、約150万円程度(これ以上計算すると倒れるのでやめました)。
今後のクリーニングや登記費用、その他諸経費を上乗せすると…200万円…で済むんかなぁ…どうやろか…。
前向きな費用になるはずと信じて、また頑張るしかないですわぁ(遠い目)

またまた田舎へ…

先日から田舎の家を本格的に片付けるべく、先陣をきって、ハウスクリーニング業者さんが物の分別をしてくれはりました。

明日からは、別の業者さんが、物の撤去作業。
急遽、最後にもう一度だけ田舎に行くことにしました。
奇跡的にラスト1枚の切符がとれ、仕事着のまま電車に(汗)。今は眠れへん夜行バスの中で、これを書いています。

家財はほぼ全処分やから罪悪感はあるし、量が尋常でないから費用はかかるし…(あ、でも、作業内容からするとかなり良心的です!)
いろんな面で、清水の舞台から何度も落とされて「なんしか、かなん」です。

まわりは「離れた実家や祖父母の家のこと、考えるとゾッとする」「いつか片付けなあかんのやけどねぇ…」と言った反応が大半です。
が、中には「おじいさんが怒るんと違う?」と言う人も。
これで怒られたら、ほんまよう言わんわ!と、お腹の中で思うてます。
夫は横で「よめちゃん怖ぁて、化けて出るどころやないで」と呟いとります。

空き家をほったらかしてええことは、ほんまに1個もありません。
祖父母が作り上げた家に対して、私が出来ること。
両親と同じような、Uターン・Iターン希望の方々につなげて、朽ち果てないようにすること。
ほんま田舎ですが、魚と温泉はピカイチ。
空き家バンク登録の折は、このブログでもリンクしますね。

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夜行バスのお供たち。これらがないと妙に不安です。ペットボトルには京都の地下水。離れた土地でも、一口飲めばほっとします。

自分へのごほうびに…!

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昨晩から夜行バスで田舎へ。今日から業者さんが入って本格的に家の片付けです。
私は早朝から16時まで最終の仕分け。出てきたお宝は、父親の絵と両親の結婚式の写真くらいです。

とにかく、溢れんばかりの、物ものモノ…
無駄に広いと無尽蔵に物が置けて、一切合切仕分けるには、自称ピチピチの私でも無理。

物の背景が分かっているものは、付随する想いも顔を出すのがかなんですね…でも、次第に体力も限界に…。
私の場合、業者さんの力を借りなければ、ミスチルとは違う意味で、終わ~りな~き旅~になります。

(話はそれますが、ピチピチは死語? 私にとっては「ピチピチ」にちゃんとツッコミが出来るかどうかが、患者さんの意識レベルを測る、意外と大事な指標やったりします)

閑話休題。
今日は20時過ぎまで、夜行バス内のほうじ茶500mlを除いて、飲まず食わず。
ほんまガチで働いたし、夕方には中途採用の連絡もあったしで、帰りの新幹線は自分にごほうびです。宮島ビール、時々せんじ肉。あなご飯は、うちで〆ご飯になりそうです。
だいぶ出来上がりましたので、京都まで、しばし一眠りします☆おつかれさまでした~!

親の家を片付けるお話。

こんばんは!
いま、京都に帰る新幹線の中でこれを書いています。
とうとう、心の澱だった祖父母~両親の家の処分に向けて動き始めました。

母を京都に引き取り、空き家になった田舎の家…
これまでも祖父母の膨大な蓄積物(ゴミ、産業廃棄物等々)を頑張って、ほかしてきましたが…

もう限界!

ここでは私基準で本音をぶっちゃけましょう。
相続/登記等の手続き、片付け、何にもされていない空き家と畑は、住まない人にとっては負債そのもの!!

全く住まへんけど、固定資産税やその他メンテナンス費用、一生負担するん…?と考えると、意識が遠のきます。
これまでの諸々の手続き、ゴミの処分費用、累積された分でも簡単に意識消失できます。
これでは空き家になった家も私も不幸です。

相続手続きは厄介な親戚に頭を下げ、法務局のおじさまと一緒にクリア。
あとのハードルは、行政と業者さんに頼って、決着をつけることにしました。

昨晩の夜行で早朝島根に着き、そこから1~2時間おきに打ち合わせです。

⚫不用品の引き取り業者さん
⚫蜂の駆除業者さん
⚫車の買い取り業者さん
⚫市役所の空き家バンク担当さん
⚫不動産業者さん
⚫ハウスクリーニング業者さん

多職種連携、空き家問題プロジェクトチームです!
皆さん、本当に良い方々です。
この出会いがあったことに感謝ですし、良い経験にしていきたいものです。

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山陰本線でパチリ。昼間の時間帯、電車は1~2時間おきに1本です。