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今年も春の訪れをいち早く告げる桜が咲きました。
蕾の先が紅色に色づき、ほころんで来ていたので、とても愉しみにしていました。
咲いたばかりの桜は、寒空の中でおだやかに、でも凛としていました。
凍てつく日々が続いていたのに、毎年変わらず花を咲かせてくれる桜の古木。今年も咲いてくれてありがとうと嬉しい気持ちで幹をさすりました。
前回のお話(その1、その2)に引き続き、私の指輪物語は職人さんの方々と共に綴られていっています。
写真は、JewelryPetit(ジュエリープティ)の職人さんによる指輪のデザイン画です。漠然としたイメージを絵にしてもらいました。寝る前に見ては、絵の上に指を乗せ、実際着けたらどんな感じになるやろうと愉しく思いを巡らしていました。
そして、昨日はその指輪の原形と対面。思い描いていたものが形となって現れ、実際に指にはめると一気に気持ちが上向きます。きつすぎず緩すぎず、指に馴染むようにサイズ調整をしてもらいました。
この後はいくつもの過程を経て、両親の指輪が細かな彫刻も含めて再現される予定です。
これまで職人さんとお話をさせてもらった中で思うのは、「想いのつなぎびと」やなぁということ。背景にある想いをこれからの人生につなげてくれはるところに、職人さんの心意気を感じるのです。
ちなみにもう一つ、「魔法のアイテム」プロジェクトも同時進行しています。
亡き祖母の立て爪の婚約指輪と小さなサファイアの指輪も受け継いだので、こちらをペンダントトップにしてもらうことにしました。
普通のペンダントトップとしてだけでなく、特別な仕掛けで上記の指輪を通しても使うことができるようにお願いしたところ、職人さんが考えに考えてくれはったのがこちら☆
ひとめぼれのデザインでした。3世代の想いがつながった、一生もののアクセサリー。出来上がりが今からとても愉しみです。
ここ2週間は連勤続き、合言葉は「今日中に帰ろう」でした。
そんな日々でも鞄に入れておくだけでほっこりするアイテムが手拭い。これさえあれば銭湯に行けるので「今日こそは、はよ終わろ!」と、まるで仕事帰りにデートを控えているテンションを保つことができるんです。
手拭いだけでもええのんですが(あとは銭湯で調達できるから※)、石けん・歯ブラシ・化粧水・着替えがあればもう完璧に「銭湯態勢」の出来上がり。
(※一部の銭湯では手ぶらセットやミニ石けんを用意してくれたはります)
京都の銭湯は減りつつありますが、行きつけのところ以外にも遠征できるくらいには残っていて、本当にありがたいことです。
粉雪が舞う日の寄り道には銭湯がぴったりですね。
のれんをくぐると一気に体を包んでくれる、あのほわぁっとした温かい空気に癒される今日この頃です。
追記。
化粧水、ここ2ヶ月前から復活させました。美容用の純米酒です。これを復活させてから、肌がやわらかくなりました♪
また次回にでも最近のお肌事情としてUPしますね。
前の更新から大きな仕事の山場を3つ越し、時折舞う雪が身体に凍みる今日この頃ですが、ぼちぼち越冬しています。
今日は前回の雪の日に買うてきた酒粕で作った粕汁のお話です。
手や顔に冷たい空気が凍みて、息を吸い込むと喉が凍りそうな日は温かいもんがいちばん。鍋いっぱいに粕汁を作りましたよ。
この日の粕汁に入れたもんは、地元の聖護院大根、にんじん、白ネギとツバス(ブリになる前の魚)です。
鍋いっぱいのお野菜がひたひたになるまでお湯を入れて、あごだし(トビウオのおだし)のパックを入れ、お野菜が柔らかくなるまでコトコト。
それから小さく切ったツバスの切り身と生姜を一片を入れて、ひと煮立ちさせたら、酒粕をお好みの濃さになるまで溶いていきます。最後にお味噌を少し加えて出来あがり。
まだまだ厳しい寒さが続きますが、身体には気ぃつけて越冬しましょうねー。
この土日は全国的に寒波で、京都も10㎝以上の積雪がありました。
土曜日は凍てつく空気の中、雪が降ったりやんだり。凍えて入った銭湯では「ほんま冷えるなぁ、かなんねぇ」「明日は積もるんとちゃうやろか」といった会話でもちきりでした。夜遅くまで風鳴りがしていましたが、丑三つ時を過ぎた頃は静かになりました。
そして日曜、不思議と静かなのが気になって窓を開けたら、しんしんと降り積もった雪景色。音がない白い風景を感じたくて、定期と携帯だけ持ち、夫のお布団だけかけ直して、早朝のお散歩に出かけました。
行先は伏見。雪の酒蔵の風景が見たくて足をのばしました。
誰も歩いていない真っ白な道は、どこか知らないところへ続いているような感じがします。時折、風の音と新雪のやわらかな音だけが響く不思議な世界でした。
帰りはこの季節によく行く酒屋さんに行って、京姫酒造の大吟醸酒粕を買いました。京姫酒造さんのお酒はほんのり甘くやわらかな口あたり。この酒粕で作る甘酒や粕汁はとてもおいしいんです。このお話は次回に続きます。